
賃貸に出す選択肢
空き家を賃貸に出す選択肢 ~メリット・費用・注意点を解説~
相続などで空き家を所有したものの、「自分では住まないけれど、売却するのも迷っている」という方も多いのではないでしょうか。
そんなときの選択肢の一つが、空き家を賃貸物件として活用する方法です。
賃貸にすることで家賃収入を得られる可能性がある一方、リフォーム費用や修繕、入居者対応などの負担も考える必要があります。
今回は、空き家を賃貸に出すメリットや費用、注意点について解説します。
空き家を賃貸に出すメリット
① 家賃収入を得られる可能性がある
空き家を賃貸住宅として貸し出すことで、毎月の家賃収入を得られる可能性があります。
使っていない家をそのまま所有するのではなく、収益を生み出す資産として活用できる点が大きなメリットです。
ただし、空室期間が発生する可能性もあるため、周辺の賃貸需要を確認することが重要です。
② 建物を維持・活用できる
人が住むことで、長期間空き家のままにしておくよりも建物を活用しやすくなります。
定期的な換気や清掃など、空き家の管理負担を軽減できる場合もあります。
③ 将来の選択肢を残せる
「今すぐ売却するのはもったいない」という場合、いったん賃貸に出して、将来的に売却するという選択肢もあります。
ただし、将来売却する予定がある場合は、賃貸借契約の種類や条件について事前に検討しておくことが大切です。
賃貸に出す前に必要なこと
・ 建物の状態を確認する
まずは空き家の状態を確認しましょう。
特に、
* 雨漏り
* シロアリ
* 屋根・外壁
* 給排水設備
* 電気設備
* 水回り
* 耐震性
などは重要なチェックポイントです。
築年数が古い住宅では、入居前に修繕やリフォームが必要になる場合があります。
・リフォーム費用を考える
賃貸にするために、壁紙や床、水回りなどのリフォームが必要になることがあります。
ただし、必要以上にリフォーム費用をかけると、家賃収入で回収するまでに長い期間がかかってしまうこともあります。
「どこまでリフォームすれば入居者が見つかるのか」を、周辺の賃貸市場と合わせて考えることが大切です。
・ 家賃はいくらにする?
家賃設定は、賃貸経営をするうえで非常に重要です。
周辺の類似物件について、
* 家賃
* 間取り
* 築年数
* 駐車場の有無
* 駅や学校までの距離
* リフォーム状況
などを比較して、適正な家賃を設定しましょう。
高すぎる家賃では空室期間が長くなり、逆に安すぎると収益性が低くなります。
・ 賃貸にかかる主な費用
賃貸に出す場合、家賃収入だけを見るのではなく、維持費も考える必要があります。
主な費用として、
* リフォーム・修繕費
* 固定資産税
* 火災保険・地震保険
* 管理費
* 入居者募集にかかる費用
* 設備交換費
* 空室期間中の費用
などがあります。
家賃収入からこれらの費用を差し引いた「実際にどれくらい残るのか」を計算しておきましょう。
管理を不動産会社に任せる方法も
遠方に住んでいる場合や、自分で入居者対応をするのが難しい場合は、不動産会社などに管理を依頼する方法があります。
入居者募集から契約、家賃管理、退去時の対応などを任せられる場合があります。
管理を依頼すると費用はかかりますが、所有者の負担を減らせるのがメリットです。
古い空き家でも賃貸にできる?
築年数が古いからといって、必ずしも賃貸にできないわけではありません。
古民家の雰囲気や広い庭、駐車場など、一般的な住宅にはない特徴が魅力になることもあります。
一方で、老朽化が著しい場合は、安全面や修繕費用を考慮する必要があります。
場合によっては、賃貸ではなく売却や解体など、別の方法が適していることもあります。
賃貸と売却、どちらがいい?
空き家をどうするか迷ったら、「賃貸した場合の収益」と「売却した場合に得られる金額」を比較してみましょう。
例えば、
賃貸の場合 :家賃収入 − 維持費・修繕費・管理費など
売却の場合 :売却価格 − 仲介手数料・税金・その他費用
という視点で比較すると、判断しやすくなります。
まとめ
空き家を賃貸に出すことは、使っていない不動産を収益物件として活用する方法の一つです。
一方で、リフォーム費用や修繕費、固定資産税、空室リスクなどもあるため、「家賃が入るから得」と単純に考えるのは禁物です。
賃貸を検討する際は、周辺の賃貸需要や適正家賃、必要なリフォーム費用などを確認し、長期的な収支をシミュレーションしましょう。
「賃貸にしたほうがいい?それとも売却したほうがいい?」と迷っている場合は、不動産会社に相談して、賃貸査定と売却査定の両方を比較してみるのがおすすめです。
